私がいてもいなくても世界は何も変わらない、という現実をつきつけられます。
自分は何も持っていない・・・そんな生きていれば誰もが考えるような悩みをリアルに描いた漫画です。
偉いとかえらくないとか、普通とか普通じゃないとか・・・
[itemlink post_id=”29204″]
それでも生きていく!
「私がいてもいなくても」あらすじ
晶子は18歳のフリーター。
恋人、友達、仕事というそれなりの日常の中、心は何故か満たされない。
そんなある日、偶然、漫画家の友人からバイトを頼まれて…。
明日へ繋がる不確かな今日。

「私がいてもいなくても」を読んで
いつも何かが足らないと思っている主人公・昌子。

大きな理由は小さな頃から兄だけを溺愛していた母親のせいです。
母親が兄を溺愛していたせいで、昌子は幼い頃から疎外感を感じています。
その疎外感や孤独感は成長しても感じていて、何をしていても不安と不満を持って生活していくことになります。
ただそれは昌子だけではないんですね。
誰でもが持っているものなんです。
売れっ子漫画家となった昌子の同級生の真希にもお金では手に入らないものに疎外感や孤独感を感じていたり、と登場人物がそれぞれの悩みを持っていてその悩みの描写に胸が痛くなる場面もあります。
もしかして自分がいてもいなくても何事もないのではないか・・・。
誰もが自分とは違う誰かと比べて不安や不満を持って暮らしていく現代人の物語です。
かけがえのない自分へ成長していくために自分自身のあり方や足元を見つめ直し、一人でいても孤独感を感じなくなっていく昌子のこの先も読みたいところですが、そこはいくえみ流で読者がお好きに想像してください、というところなんでしょう。

ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
「私がいてもいなくても」を読んだ人におススメ

漫画好きのあなたにはコチラもおすすめです!


