最近は、テレビなどでも格安SIMのCMを目にするので、ドコモなどの大手キャリアから格安スマホに移行する方が最近増えているように感じます。
しかし、格安SIMに切り替えた際には「不通期間」という落とし穴にはまることも、、、
不通期間とはその名の通り、「スマホが使えない」「電波が繋がらない」「ネットに繋がらない」「電話もできない」という状況の事。知らずにこの状態になるととても不便になることがありますので、ぜひこの記事を読み込んで不通期間に頭を悩ませることのないようにしてください!
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格安スマホにMNPするときに起こる「不通期間」とは?

「不通期間」とは、あるケータイ会社(ほとんどの場合はドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリア)から、格安スマホにMNPで移行する時に起こる「新旧どちらのスマホもネットに繋がらない時間」のことです。
手元には新しいスマホも古いスマホもあるし、両方にSIMが入っているのに、どちらにもネットが通っておらず、その間はネットも電話も使えません。
その期間があるかないかは回線の開通方法によって異なり、開通方法によっては「不通期間なし」になることもありますが、もっとも多いのは2〜3時間というパターンです。一方、1日〜2,3日の不通期間となる場合もあります。。。
不通期間が丸一日を超えてしまうと、その日は外出して友人に会うのにも一苦労だし、仕事の連絡があろうものなら迷惑をかけまくります。自宅にWi-fiがあるならまだいいのですが、外出先ではカフェや駅のWi-fiを探し回ることになったりならなかったり。
では、不通期間が発生するかしないかを決める「回線開通方法」について説明します。
格安スマホ会社によって複数の回線開通方法がある
格安スマホ会社によって開通の手続きは違いますし、特段説明されることもないので、回線の開通方法について意識しなくても不便はありません。
しかし念には念を入れて、失敗したくない方は「ウェブ開通」「電話開通」「店頭開通」の3種類があることを知っておくと、失敗することはありませぬ。
ウェブ開通
ウェブ開通が、もっとも一般的な方法です(一般的すぎて、『ウェブ開通』という呼び方すらほとんどしませんが・・・)。
格安シムを契約して、数日すると自宅にシムが届くので、シムをスマホに入れ、そのスマホからインターネット上で必要な操作を行うことで、格安シムに電波が届き、「開通」となります。
ウェブ開通の場合は不通期間はかなり少なく、2〜3時間程度で済みます。
しかし注意点があり、18時以降など夜間にウェブ開通手続きを行うと、開通が翌日の午前中になる場合もあります。その場合は不通期間は最大で18時間程度になることもあるので注意が必要。
ほとんどの会社は土日祝関係なく開通作業を行なっていますが、時間帯には注意が必要です。
また格安スマホ会社によっては、ウェブ開通でも2〜3日の不通期間が発生することがあるので、会社のホームページを事前にチェックすると良いでしょう。
電話開通
電話開通はウェブ開通とほとんど同じで、自宅にSIMが届いたあと、各キャリアに電話をかけて必要事項を伝えることで開通になります。
開通のための作業をするためには新しく自宅に届いたシムではできないので、もう一台のスマホが必要です。(一般的には以前のスマホを利用します)
電話開通の場合の不通期間も、ウェブ開通とほとんど変わらず、電話から2〜3時間程度で開通になることがほとんどですが、18時以降の電話では翌日になることが多いです。
キャリアによっては2〜3日の不通期間が発生することがあるので、事前に確認をしておきましょう。
店頭開通
格安スマホは一般的に「ネットで申し込むもの」と思われていますが、実はいくつかの格安スマホキャリアには、店頭で申し込みできます。
商店街や、大型ショッピングモールや家電量販店のケータイコーナーなどで申し込むことができる格安スマホがあるのです。
主に「UQ mobile」や「IIJmio」「mineo」などが多い印象です。
店頭申し込みでは必要な作業を店員さんがやってくれるのでラクチンです。しかし、実は店員さんも上記の「ウェブ開通」か「電話開通」のどちらかを行なってくれるだけなので、不通期間に関してはあまり変わりがありません。
平均的には2〜3時間の不通期間、18時以降は翌日になることが多いです。2〜3日かかるような場合は店員さんが事前に教えてくれるでしょう。2〜3時間の不通期間が発生する場合、店頭から一旦離れて、時間が経過したら店頭に戻ってくる、というような対応もされているようです。
店頭開通は、店頭まで足を運ぶ手間がありますが、安心感があるので格安スマホ初心者の方はぜひ積極的に活用するとよいでしょう。
格安SIMの契約方法について、さらに詳しくはこちらの記事に書いてありますよん。

少ない不通期間でMNPできる格安スマホは?

以下に、主要な格安スマホ会社の開通方法、及び発生する不通期間についてまとめておくので、参考にしてみてください。
以下にはウェブ開通と電話開通のみ記載しますが、店頭開通は基本的にウェブ開通とイコールと思ってください。
時間の表現が「〜程度」などとなっていますが、開通センターが混み合ってる時とそうでない時で差があるので、不通期間には余裕を持って開通手続きをすることをおすすめします。
OCNモバイルONE

「らくらくナンバーポータビリティ」利用で
9:00〜20:59に申し込みした場合はすぐに開通。
21:00以降の申し込みは、翌日9:00に開通。
IIJmio

「おうちでナンバーポータビリティ」利用により、手続きから10分〜2時間程度で開通。
DMMモバイル

自宅にシムが届き、自分でウェブ申し込みをすることで約2時間の不通期間ののち、開通します。
BIGLOBE SIM

ウェブ開通作業を自身で行い、数分〜2時間程度の不通期間が生じると言われています。
mineo

ウェブ開通作業後、数分〜1時間程度の不通期間が生じると言われています。
楽天モバイル

ドコモ回線の場合は9:00〜20:39の申し込みで当日中、それ以降の申し込みで翌朝9:00以降の開通。
au回線の場合は10:00〜18:50の申し込みで当日中、それ以降の申し込みで翌朝10:00以降の開通となります。
「以降」と記載があるので、ハッキリその時間に開通するわけではないことを、注意しておきましょう。
MNP予約番号の期限に注意しよう
不通期間について注意する点が「MNP予約番号の有効期限」についてです。
不通期間が発生するときに利用する「MNP予約番号」には、有効期限があります。有効期間は15日で、その期間内に利用してMNPしないと、その予約番号は無効になり、解約手続きは行われず、利用続行になってしまいます。
不通期間を気にするあまり、せっかく取得したMNP予約番号の有効期間を忘れてしまわないように注意しましょう。
格安スマホキャリアによっては、MNP予約番号の有効期間が10日間以上残っていることが条件のこともあるので、注意しましょう。
また、有効期間が切れてしまった場合も、再度電話することで取得し直す事は可能です。
不通期間はどんどん少なくなっているが、念のためにチェック
店頭開通
にしよう!店頭まで足を運ぶ手間がありますが、安心感があるので格安スマホ初心者の方にはとてもオススメです!
格安スマホ変更時の不通期間問題は昔は要チェックだったんですが、今はどんどん少なくなってきており、あまり気にする必要がないくらいには便利になりました。
しかしいざトラブルが起きた時では遅いので、ぜひこの「不通期間」についても頭に入れて、格安スマホへの変更をしてみてくださいね。
おすすめの格安SIM会社トップ5社はこちらの記事で紹介しています。
