「オタク」という言葉はすでに当たり前の言葉になってきました。
けれども、どうしても認められない人もまだまだいるのです。
そんな人にこそ読んで欲しい漫画なのですが・・・
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オタクという言葉が嫌いな人は漫画も毛嫌いしている可能性は大ですねw
Contents
「トクサツガガガ」のあらすじ
仲村さんは26才のOLさん。
職場では女子力が高いと見られているけど、
実は女死力滾る「特オタ(特撮オタク)」!オタバレが怖くて、一人ぼっちでコソコソしながら生きてるよ。
人目につかないフィールドのカプセルトイを求めて街をさすらったり、
一人カラオケで“特ソン(特撮ソング)”歌いまくったり…
ヒーローの言葉を胸に、今日も進むよ「特オタ」道!
「トクサツガガガ」を読んで
隠れオタクのOL・仲村さんの日常を描いたギャグコメディなのですが、既刊15巻(2019.5現在)でそろそろ終盤が近づいてきたようで、女の子らしくない「特撮」を毛嫌いする母親との確執の部分が大きくなってきました。
このままではいけない、と考えた仲村さんが母親に会いに行くと決意しますがラスボス感たっぷりの母親との和解はどうなるのか気になるところです。
しかし、クスリとするオタクあるあるギャグはあちこちに散りばめられています。

オタクでなくても「わかる」部分が多いのが、この漫画の人気のひとつとなっているのではないでしょうか。
そして特撮から人生を教えてもらう(主に仲村さんが)ことの多い漫画です。
オタクでいることが良いのか?悪いのか?と常に考えつつもずっと特撮オタクでいる、というところが答えなのでしょう。

作中でも語られているように特撮は裏で大勢の人たちが命がけで作品を作っていて、大人になるとそういう「裏」の良いところが見えるようになる、これが楽しいのです。
しかし子供をメインターゲットにしている特撮番組を好きとはとても公には言えない哀しみを抱えて生活している方が多いのも事実。
まして女性の仲村さんともなれば…その葛藤は計り知れません。
特撮は沼で、ハマれば日常生活においてもお財布と思考に(良い意味で)浸食し気付いたら特撮脳になっているものです。
特撮グッズの為なら生活費は切り詰めて節約、日常の疑問を特撮あるあるに置き換える、ガチャガチャを回すことを恥ずかしがるなど、
特撮ファンなら「あるある」と思うような仲村さんの言動はとても共感できます。
問題や壁にぶち当たった時、頭の中で憧れのヒーローが出てきてアドバイスをする
シーンなどはまさに特撮脳そのものです。
また、これもファンならではですが親へのカミングアウトに悩むのもこの業界の常。
仲村さんにとってはまさに母親がラスボス、かつての自分を特撮から遠ざけた張本人と、どう和解するのか注目ですね!
「全員悪人」というキャッチコピーがありましたが、この漫画の登場人物は「全員善人」です。
全年齢層の人が読める漫画、今は少ないのではないでしょうか。
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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