都市伝説はお好きでしょうか?w
世界中の人の夢の中に現れるという都市伝説の「This Man」を元にした漫画があります。
「This Man」はいるのか?いないのか?
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気になる都市伝説を更に気になる漫画となっています。
「This Man その顔を見た者には死を」あらすじ
『BLOODY MONDAY』『ACMA:GAME』の恵広史最新作は、戦慄のサイコサスペンス!
「似顔絵の男」による連続殺人を食い止めろ! 2006年、ニューヨークで、ある女性が「眉のつながった男が夢に出た」と訴えた。
その男は、他3000人の夢にも現れ「This Man」と呼ばれた。
現代、似顔絵捜査員の天野斗が、ある母娘が目撃した「謎の不審者」の似顔絵を描くと、そこには「This Man」の姿が…!

「This Man その顔を見た者には死を」を読んで
日本でもテレビ番組やインターネットの影響で抜群の知名度を誇る例の顔の男。
とにかく主人公(?)である「This Man」がひたすら怖くて気持ち悪いのです。
怖い顔でおばけみたいなのが「みたな」というのはホラーの王道ですが何度見ても恐ろしいです。
インターネットで怖い顔と検索すると怪物のように加工された顔をたくさん見ることができますが、このシンプルにゾッとする造詣はホラーとしては秀逸。
作中ではこれを更にホラーテイストにアレンジして仕上げていますが、こちらもなかなかの怖さです。
彼の持つ「世界中の人々の夢に出てきた男」という設定も相まって、小さい頃に見ていたら本気でトラウマになっていたレベルだと思います。
某お笑い芸人にそっくりだとか海外のコメディアンにそっくりだとか、
SNSで話題になり始めた当初は嫌悪感をごまかすようにそういって茶化していた
人が多かったのを覚えています。
(本当に面白いとおもってネタにしていた人は素直に凄い…)
都市伝説のThis Manは「バイラルマーケティング」の手法を実験した、という真相が暴かれてはいるのですが、やはりこの似顔絵には嫌悪感を持ってしまいますよね。
世界中の人間の夢に出てくるとかこの手の都市伝説は本当に不気味で、いくら口コミを利用したバイラルマーケティングの実験だとしても、やはり率先してみたいとは思わないですね。
こんなのが敵で、さらに周りの人間にも裏切り者がいるかもしれないという天野たちには同情の念を禁じ得ません。
通常人の恐怖と怪物の恐怖はそれのみでも作品を描けるところ、両方を扱いきれる技量は素晴らしいと思います。
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実際の「This Man」
「This Manを見たものには死を・・・」
その言葉通り、This Manを見てしまった他人の感情を感じ取ることはできるが、喋れない星子と天野はThis Manに命を狙われることになります。
信じている人がもしかして敵かもしれない。
天野と星子の周りの人間の裏切りも物語を複雑にしていきます。

「面白ければいい」という現代の大衆の心理をうまく描いています。
ネットの力によって、その場にいない多くの人間にも言葉を届けることができるようになったせいで、誰が味方で敵なのかわからないという恐怖。
This Manという見える悪意と大衆の好奇心という見えない悪意からも狙われることになった天野と星子はどうなってしまうのか?

ThisManのもつ怪物的な怖さと現代人の怖さが入り混じる作品。
恐怖感を欲しがる読者にはおすすめの漫画ですね!
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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