いまや、なんとなく日々の生活を送っていて適齢期になれば(現代の適齢期がいつ頃なのか謎ですが)結婚ができる、という時代ではないようです。
何かアクションを起こさないと結婚できない時代・・・。
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しかし果たして「結婚」って本当に必要なのでしょうか?
Contents
「東京タラレバ娘」あらすじ
「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。
6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。
東村アキコの女子に対する鋭い視点と笑いがさく裂する最新作!!

「東京タラレバ娘」を読んで!
「2020年の東京オリンピックまでに結婚する!」と意気込む3人のアラサー女子の物語です。
気になる男がいながらも自分に正直になれない倫子、バンドマンに二股をかけられるかおり、不倫の道を歩む小雪は「ああそっち行っちゃダメでしょー」ってとこで、必ずダメな道に行ってしまう3人です。
自分の芯がしっかりしていないのが男に振り回されてしまう原因なのに、3人集まって居酒屋でグダグダ不満ばかりをこぼします。
3人のサイドには、仕事も男も全力でゲットするマミちゃんという女性がいて、「ちょっとは見習おうよ!」とツッコミながらも、3人の気持ちもわかる気がしてくる・・・。


恋愛の数々の失敗から、少しずつ大切なものに気づいていく3人の女性の成長が興味深いところです。
「結婚って本当に必要?」と世の圧力に疑問を持っている女子や、婚活に疲れた女子におすすめの漫画です。
「東京タラレバ娘」みどころ3選
みどころその1.リアルな独身女子の描き方がうまい
東京タラレバ娘の見どころのまず一つ目は実際の独身の友人たちをネタにしていることあり主人公である「倫子」そして友人の「香」や「小雪」のリアルな独身女子が表現されているところです。
倫子は脚本家として他の2人も日々の日常生活にすごく不満はない。
けれど恋愛は別でどんなに仕事で頑張っていても感じる寂しさがあります。
若い頃のように自分の気持ちに素直になって表現する恋愛ではなく年齢を重ねるからこそ恋愛に憶病になり…。
愛するより愛される幸せを選ぼうとして自分の気持ちを隠したり自分を大事にしていないことがわかっているのに離れることができなかったり妻子がある人でいけないとわかっていても誘いを断れなかったりお互いの関係が曖昧だったりと様々。
女性達は自分が幸せになれる恋愛じゃないと心の中でわかっていても
「あの時あーだったら…」
「もっとこうしてれば…」
いつの間にか言葉の中に『タラレバ』を繰り返しながら見たくない現実から目を離して流され年齢を重ねていくそんな女性の気持ちをありありと見せてくれます。
私たちも会話をしているときにいつの間にか「あーしておけば良かった」「こうだったらな」と使っていることってありますよね。
特に年を重ねるごとに過去を振り返ってしまって悔やむということが増えてき年齢を重ねるとどんどん恋愛への思いというのが変わってくる様子がわかりやすく描かれていますのでこの漫画を読むことで30歳過ぎた女性の気持ちがよくわかってきます。
格好よくはないかもしれないけれどそれでも恋愛の為に憶病になりながらも変わっていく女性についつい友人を応援したくなるような自分を見ているような気持になって目が離せません。
みどころその2.男性陣が個性豊か&誰を選ぶのかドキドキ
東京タラレバ娘の見どころの二つ目は女性3人と関わりあう男性達がイケメンで個性が豊かなところです。
キャラがかぶっていることはなく恋愛に対しては一癖も二癖もあるような強者ぞろい。
男性陣はそれぞれが思う恋愛の方法で女性3人を振り回していきます。
脚本家の倫子においては特に周りに高スペックな男性が集まっていて見ていてすごく羨ましくなるので簡単に紹介します。
【ダサ男からの脱出・懐深い「早坂」】
まず最初はダサ男だったけれども見た目もよくなり優しくていい人な早坂さん。草食系なイメージのある彼は仕事はまじめだし浮気もしなさそうな誠実な男性です。安定した恋愛をしたい人たちにとっては魅力的でしょう。
ただ15歳以上年下の彼氏の女の子と付き合うことを選んだりと彼も恋愛に迷走している
感じがありますがだからこそ「傷ついたもの同士だからできる恋愛」と言え懐の深さを伺えます。
よく仕事の場面で相手への気遣いができる大人な部分がよく見られるので結婚したら幸せになれそうな落ち着きと包容力があります。
【金髪イケメンモデル「KEY」】
次に出会ったのは居酒屋で出会った毒のような辛辣(しんらつ)な言葉をはくけれど実は優しい金髪でイケメンモデルの「KEY」。
俺様系のイメージのある彼は切ない過去を抱えており凛子に対して一線を越えていながらも「恋愛できない」と言ったりはっきりと厳しい言葉を投げかけることがあります。
年下ながらも影がありクールなのに甘いマスクのイケメンのギャップが魅力的な男性でしょう。
「KEY」は結婚をしていた経験がありその恋愛がひっかかっていますが良くも悪くもはっきりした言い方をするので「俺のこと好きなんじゃなかったっけ」と直球で聞くような素直な男性です。
また香に対して辛い事実を突きつけながら背中を押して助ける行動をしたりと自分の考えをしっかりと持っています。
【爽やかイケメン「奥田」】
最後はバーを経営していて高身長でイケメンマッチョな奥田さん。爽やか系のイメージがある彼は料理上手で告白もはっきりとしてくれる男性です。
映画を見るのが大好きで自分の好きなものをグイグイと押してくる部分がありますが最後まで優しく温かい人柄で趣味の映画に熱い情熱があります。
倫子と恋愛関係として関わりがある三人ですが完璧な男性ではなくそれぞれが恋愛でダメな部分もあります。
だからこそ倫子はいったい誰を選ぶのかとドキドキと同時に自分自が主人公だったらどの男性がいいか考えることができる楽しみがあります。
実際に周りの人に当てはめてみたりこの人だったらこういう対応をしたら一緒にいられるんじゃないかと恋愛ゲーム感覚で自分の恋愛能力をあげるのもいいかもしれません。
みどころその3.マスコットのような「タラレバ」の言葉
「タラの白子」と「レバー」がマスコットのような存在が途中途中に倫子にダメだしや
グサッとくる正論をついてきます。
その見た目の可愛さに反してすごくズバズバ言ってくるし日本一熱い男の松岡修造さんのように熱すぎる一言が面白くて笑えてきたりと印象に残ります。
名言もたくさん登場しますので自分に響いた名言を探しながら読むと面白さが倍増しますよ!
若い時の恋愛とは違い年齢を重ねることで恋愛への考え方が変わってくることをリアルにありありと東京タラレバ娘では表現されています。
恋愛は年を重ねるごとに頭で考えてしまったりプライドが邪魔して言い訳をしてしまったりと「タラレバ」と無意識で使いやすくなってしまうんですよね。
そんな恋愛に行き詰ったときにこの漫画を読むことで笑ったり前に進める気持ちが出てくると思いますのでぜひ読んでみてくださいね。
つまみはタラとレバ!
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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