音が聞こえる漫画!
3巻完結なのになぜか中途半端なところで終わっていると思ったら掲載誌の休刊により掲載誌と出版社が変わるという悲しい運命ですが、続きが読めるのはただただ嬉しい!
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講談社イブニングで「空電の姫君」として連載中です。
Contents
「空電ノイズの姫君」あらすじ
ミュージシャンの父と二人暮らしの女子高生・磨音。
一人でいることが好きな磨音は、父の影響もあってかギター演奏が大好き。
ある日、朝早く登校すると、教室からは美しい歌声が。
見ると、美少女が歌を歌っていた。
その美少女、転校生の夜祈子と次第に仲良くなる磨音。
ある日、磨音はプロのバンドをめざし、ギターを探している大学生・高瀬たちと出会うが!?

「空電ノイズの姫君」を読んで
連載誌のコミックバーズは休刊となったのですが、ほとんどの作品がWebコミック誌の「デンシバーズ」にそのまま連載という形になったのに、作者の夏目景の「紙で描きたい」という拘りから違う出版社での連載となりました。
確かに紙書籍の拘りって今はあまりないのかもしれません。
けれどもこのマンガは紙で読みたくなります。古いという意味ではなく。
たまたま暇つぶしに読んだ漫画本をパラパラ読んでいて、この漫画を見つけて衝撃を受ける!というようなストーリーが似合うw

磨音の生い立ちも夜祈子の生い立ちもまだまだ語られておらず、ところどころに出てくる意味深な描写が気になるとことですが、それよりも演奏シーンが凄い!
音が聞こえるんですよ。
そして何より楽しそう。音楽をやる人はこんなに楽しいのか、とこちらまで楽しくなります。

空電ノイズの姫君の3つの見所についてご紹介していきます。
「空電ノイズの姫君」見所3選
見所1.麿音(まお)と夜祈子(よきこ)がかわいい!
まず何と言っても主人公の保坂麿音(ほさかまお)と支倉夜祈子(しくらよきこ)がかわいい!
作者の冬目景(とうめけい)先生の画力は以前から高い評価をされていましたがどこか仄暗いキャラクターが多かったためちょっと苦手という方もいたかもしれません。
しかし今回の空電ノイズの姫君の主人公たちはかわいい!
全体的に作風もキャラも明るいマンガになっていて特に主人公のひとりである麿音は天然系のキャラ。
彼女のかわいさと天真爛漫な振る舞いで作品を大いに盛り上げてくれます。
天真爛漫と言っても常識知らずの女の子でハチャメチャやってしまうという事ではなく一般的な女子たちとちょっと価値観が違うだけ。
普通の女の子のように見えて中身は普通と全然違うといったキャラクターを書くのが冬目先生は本当に上手なのでここも見所の一つとなっています。
普段は元気いっぱいの麿音がギターの演奏をすると突然大人っぽくなってドキッとさせられるシーンもたくさん出てきますのでここにも注目です。
そしてもう一人の主人公の夜祈子は麿音と対照的に落ち着いていてどこかミステリアスな雰囲気を醸し出しています。
それでも夜祈子の性格は暗いというわけではありません。
転校してきた学校では友達もすぐに出来たり麿音の演奏で歌うシーンでもすごく楽しそうにしています。
ちなみに作者の冬目景先生はストレートロングヘアーのキャラクターに思い入れが強く夜祈子はかなり力を入れて書かれているキャラクターとなっていますのでここも注目ポイントです。
このように対照的な二人の主人公がとても上手く対比されていているにも関わらず上手く融合してすばらしいストーリーが展開されていきます。
とまあ難しい話は抜きにして取り敢えずかわいい二人の主人公を見ているだけでも楽しいマンガです!
見所2.演奏シーンの迫力がすごい
2つ目の見所はやはり演奏シーンです。
とくに麿音の演奏シーンはど迫力。
普段は可愛らしい感じの麿音ですがギターを持つとその表情が一変します。
思いっきり歯を食いしばってギターをかき鳴らす姿は普段より年齢が10歳くらい上に見えます。
父親譲りの超絶テクで観客のど肝を抜くシーンは必見です!
今のところ麿音が所属しているバンド「アルタゴ」にはボーカルが不在で麿音のギターを全然活かしていないのが残念です。
代役で歌っている高瀬は天才的な作曲の才能はあるのですが残念ながら歌がうまくありません。
っていうかオンチです(笑)歌が超絶うまいもう一人の主人公夜祈子がボーカルとして加入するとアルタゴがどんな化学反応が起きるかめちゃくちゃ楽しみです。
夜祈子がメンバーに加入することでおそらくアルタゴの名声は一気に広まりあっという間に超人気バンドへ駆け上がっていくでしょう。
麿音の演奏シーンだけでもすごい迫力なのにこれに夜祈子のボーカルが組み合わさったシーンはどれだけ迫力があるのか今から本当に楽しみですね!
見所3.キャラ対比が面白い
3つ目の見所はキャラクターの対比です。
一番わかりやすいのは麿音と夜音子。
麿音・・・元気 小柄 ショート&くせっ毛
夜祈子・・落ち着いている 長身 ロングストレート
二人とも雰囲気は違いますがとても魅力のあるキャラクターたちです。
対照的な部分をはっきりさせることで二人の魅力をさらに引き立たせています。
アルタゴの男性メンバーの高瀬(ベース)と日野(ドラム)もいい感じに対比しています。
高瀬・・・天才 イケメン 生活力ゼロ ボケ役
日野・・・努力家 普通 世話好き ツッコミ役
と言った感じです。
少しだけ暗めの漫画を描かれる事が多かった冬目景先生には珍しく今回の空電ノイズの姫君では高瀬がボケて(わざとではなく天然ボケ)日野が突っ込むという面白いシーンも見ることができます。
冬目ファンにはたまらないシーンですのでぜひ本編で確認されてみてください。
「空電ノイズの姫君」見所まとめ
空電ノイズの姫君の見所をご紹介しましたがこの他にもやはり気になる部分がたくさんあります。
特に気になる所は夜祈子のトラウマです。
人前で歌うことを嫌う夜祈子の過去に一体何があったのか・・。
転校してさらに一人暮らしをしている夜祈子には家族の匂いが全くしません。
これはおそらく家族との間に何か大きなトラブルがあったという事ではないでしょうか。
今後の展開が気になります。
「空電の姫君」と改題され講談社イブニングで連載中の本編ではこれから語られるであろう夜祈子の過去とトラウマに注目です。
夜祈子のトラウマの影響でアルタゴと麿音に危機的な状況が訪れるかもしれませんが今回の明るめの作風を考えると夜祈子がトラウマを乗り越えて麿音と一緒に音楽界のスターにのし上がっていくというハッピーエンドが見れそうです。
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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「空電ノイズの姫君」を読んだ人におススメ
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