造語かと思いきや「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざで、「自分の戦う場所を選べ」ということを意味しています。
今いる環境にしがみつくのではなく、逃げることも選択肢にいれ、自分の得意なことが発揮できる場所に行こうというもの。
[itemlink post_id=”9067″]
逃げることは恥ではない、とは言わないのですねw
Contents
「逃げるは恥だが役に立つ」あらすじ
森山みくり(25歳)、彼氏なし。
院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、ただいま求職中。
見かねた父親のはからいで、独身の会社員・津崎平匡(36歳)の家事代行として週1で働き始める。
両者ともに快適な関係を築いたふたりだが、みくりが実家の事情から辞めることに。
現状を維持したい彼らが出した結論は、就職としての結婚――契約結婚だった!ひとつ屋根の下、秘密と妄想(?)の生活が始まる……!
オトナの諸問題に挑む海野つなみの新境地!

「逃げるは恥だが役に立つ」を読んで
恋愛、結婚、家事分担、仕事、出産…アラサー女性の気になるトピックがギュギュッと詰まった作品。
メインテーマとなっているのは「契約結婚」ですが、実は現代の若者の理想なんじゃないか?と思ったり。
社会問題にもさらっと切り込みつつ、テンポよくコミカルに進んでいきます。

登場人物、みんなどこか自分にコンプレックスを持っていて、人の気持ちを探って、傷つけたり傷つけられたり。
特に、夫の平匡!自分は本音をぶつけないのに、相手にばかりに求めて、守りに入ってパートナーのみくりを傷つけてしまいます。

「くそぉぉぉ平匡ぁぁぁヘタレェェェ!」とモヤる部分も多いんですが、そんな不器用なところもカワイイというか魅力なんでしょうね。
「逃げるは恥だが役に立つ」から人生を学べる名言5選
普通に読むだけでも面白いマンガ「逃げるは恥だが役に立つ」ですが作中に人生勉強になる名言がたくさん出てきます。
そんな名言の中から厳選し5つをピックアップして紹介します。
逃げるは恥だが役に立つの名言から何を学べるのか考察していきましょう。
名言その1.森山みくり
人の気持ちは変えられないけど人生のハンドルを握るのは自分自身
生きていると嫌な事や理不尽な事がたくさんあります。
「なぜ私がそんなことを言われなきゃいけないのか」「私だけなぜこんなに苦しいの?」と苦しんだ体験をされた方も多いでしょう。
しかしたとえ他人から理不尽な事をされてもみくりさんの名言のように人の気持ちは変えられません。
どんなに嫌な人でもその人を変えることはほぼ不可能なのです。
ではいったいどうすればいいのでしょうか。
その答えははこの名言の後半部分にあります。
「ハンドルを握るのは自分自身」つまり人は変えられないけど自分は変えられるという事が解決の鍵。
もし会社に嫌な人がいたら嫌な人となるべく顔を合わせないように色々と自分の行動を変えてみましょう。
例えば出勤時間を変える、部署変更を要望してみるなどですがそれでも状況が良くならなければ転職するのも一つの方法です。
みくりさんの名言の通り人生をうまくハンドリングして少しでも幸せに近づけるような行動をとっていきましょう。
名言その2.津崎平匡
逃げたっていいじゃないですか。逃げるのは恥。だけど役に立つ。恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜く方が大切
これは平匡さんが放った名言で時には逃げる事も重要だという事を再認識させられるとても深い名言です。
「逃げてはならない」
「最後までやり遂げる」
「石の上にも三年」
などいかにも正しそうな事が世間の常識となっています。
しかし時代の変化とともに常識は変わっていくのが普通です。
世の中の様々な常識が本当に正しいものなのか一度疑ってみる事も大切でしょう。
逃げるのは恥だと平匡さんは言っていますが最近では恥でさえもないという考えが一般的になりつつあります。
つらいことでも逃げずにやり遂げるのは昔の話です。
逃げるのは恥ではありませんし、たとえ恥だとしても逃げるという選択が正解だという事もたくさんあります。
平匡さんは世間の常識に囚われず自分の心に従って行動する大切さを言いたかったのでしょう。
名言その3.風見涼太
結婚って何のメリットがあるのだろう。今まで自分ひとりで決められていた事が双方の同意がなければ出来なくなる。面倒が増えるだけじゃないかな
一昔前だと適齢期になると結婚すべきという常識が一般的でしたが現在はだいぶ様相が違ってきていて「結婚したくなかったら結婚しない人生もありなんじゃないの」という考えを持つ人が若い世代を中心に増えています。
なぜこんな常識が広まったかというと結婚をしてもらった方が都合がいいものがいるのです。
それは会社と国です
。会社にとっては既婚者の方が会社を辞めにくくなります。
国にとっては結婚して子供を産んでもらった方が労働力人口や納税者の増加というメリットがあります。
今までは一部の者達の都合に振り回されてきましたがこれからは違います。
風見涼太さんのような考えを持つ人が増えていく事でしょう。
名言その4.土屋百合
時にはいいのかもしれない。頑張らない時があっても
人は頑張りすぎると身体的にも精神的にも壊れてしまいます。
真面目な人ほど頑張りすぎて体を壊しがちです。
百合さんも頑張りすぎるタイプ。
しかし涼太さんと出会う事で少しずつ心境に変化が表れてきます。
頑張らなくてもいい時もあると理解することで生きることが楽になります。
っていうかアラフィフまで頑張り続けた百合さんが凄すぎです(笑)体と心がよく壊れなかったと感心してしまいます。
とにかく今頑張りすぎている方にはぜひ百合さんの頑張らなくてもいいという名言を参考にして行動してみてください。
名言その5.森山ちがや
自分が幸せじゃないと人を幸せに出来ないよ
これはちがやさんが放ったものですが脇役と思えないくらいのすばらしい名言です。日本だけでなく世界中の人たちに共通する名言でしょう。
自分さえ幸せになればいいという自己中心的な人がいる一方で人のために自分が犠牲になってもいいという人もいます。
自己犠牲の精神はとても立派ですがまずは自分が幸せになることが重要です。
自分が幸せで余裕がある状態でないと他の人を幸せにすることなんてできません。
それを理解しているのでちがやさんは「まずは自分が幸せになろう」と言っています。
もちろん人を不幸にするような行動や他人を蹴落とすような行動はいけませんが人に迷惑をかけないやり方でとにかく自分が幸せになることが先決です。
自分ひとり幸せになることに罪悪感を覚える必要はありませんのでまずは自分の幸せを追求してみましょう。
「逃げるは恥だが役に立つ」名言まとめ
逃げ恥の名言5選をご紹介しましたがここで紹介しきれない名言が山のように作中に出てきます。
ストーリーの面白さや個性的なキャラクターも大きな魅力ですが「名言マンガ」としても名作に入ると個人的には思っています。
そう思わせるほど人生の役に立つ名言が詰まっていますので今人生について悩んでいる方々には特におすすめです。
「逃げるは恥だが役に立つ」をぜひ一度読んでみてください。
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
[itemlink post_id=”9067″]
漫画好きのあなたにはコチラもおすすめです!


