主人公夏芽の登場時の年齢は小学校6年生。
少女漫画とはいえ若すぎる!と思ったものの・・・
思春期手前から高校卒業くらいまでの少年少女の揺れ動く心を描くにはピッタリでした。
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「溺れるナイフ」というタイトルの理由とは!?
「溺れるナイフ」あらすじ
どうすればいいのかわからないけど、欲しいのはこの子だけだ――。
小6の夏芽(なつめ)が越してきたのは、東京とあまりに違う田舎の町。
そこで出会った一人の少年に、夏芽は自分の中の「何か」が、大きくうねるのを感じていた……。
せめぎあい、追い上げ、追い込んでいく、
破裂寸前の10代のこころを描いたジョージ朝倉の傑作長編!

「溺れるナイフ」を読んで
コウちゃんに本当に不思議な力があるのか、ないのか、作品の中で一番大きな謎でテーマでもあるのですが、周りの信奉者たちの願望が語られるコウちゃん本人からは一切語れらません。

狭い土地で生まれた頃から神格化された人間はとっても生きづらいだろうなと思ってしまいます。
この漫画はコウちゃんと夏芽だけだと思われがちですが、2人の影になった形として第三の主人公はカナです。
カナはコウちゃんとつきあって、彼女になって、などとは思ってはいません。
コウちゃんと夏芽の2人を一番近いところで見ていたい、と思うのですが、その「一番近いところ」がぶれてしまうとかなり痛い女子になってしまう・・・
ただ女性がこの漫画を読んでカナの行動を責められる人はいないのでは、いないどころか共感するのではと思っています。

カメラワーク?がジョージ朝倉は超上手い!!!
作者曰く、題名中の「ナイフ」とは「十代の自意識」のことだそうです。
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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「溺れるナイフ」を読んだ人におススメ
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