総務省の調査によると、現在日本における格安SIMの回線契約数は2,000万件を超えています(2019年3月時点)。
(2) MVNO
○MVNOサービスの契約数※:2,036万(前期比+2.5%、前年同期比+15.5%)
○移動系通信の契約数に占める比率:11.5%(前期比+0.2ポイント、前年同期比+1.2ポイント)※ MNOであるMVNOの契約数を除いた数値。
自分の身の回りでも格安SIMを契約する人が増え始め、「そろそろ自分も格安SIMに乗り換えてみようかな…。」と考えている人も多いのではないでしょうか。
一方でいざ格安SIMを契約しようと思っても、たくさんの格安SIMが存在するので、どれを選べばいいのか正直迷ってしまいますよね。
そこで今回は、人気格安SIMのTOP5社
- 楽天モバイル
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- LINEモバイル
- UQモバイル
について、それぞれの特徴を比較していきます。
どの格安SIMを契約すべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
格安SIMのTOP5社 比較ランキング
それでは早速、人気格安SIMのTOP5社をランキング形式で比較していきましょう。
5位 楽天モバイル
楽天モバイルは大手IT企業でもある楽天が提供する格安SIMです。
楽天系サービスとの親和性の高さが特徴で、月額料金の支払い100円につき、楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。
加えて楽天モバイル契約中は、楽天市場における買い物でポイントが2倍になるという特典も。
貯まった楽天スーパーポイントは楽天市場での買い物などに使えるのはもちろん、楽天モバイルの月額料金の支払いにもあてられます。
楽天スーパーポイントを貯めている楽天ユーザーには恩恵が非常に大きいですね。
加えて楽天モバイルには、口座引き落としでの月額料金支払いに対応しているという特徴もあります。
多くの格安SIMは支払いがクレジットカードに限定されており、クレジットカードを持っていないと契約が難しいというのが現状ですが、楽天モバイルであれば銀行口座だけで契約ができます。
クレジットカードを持っていない人は、第一候補となる格安SIMです。
楽天モバイルの月額プラン一例
料金プラン | 月額料金 | 無料通信量 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 3.1GB |
5GBプラン | 2,150円 | 5GB |
10GBプラン | 2,960円 | 10GB |
※音声通話ありの時
+100円/月で「データシェア」に加入すると、前月の余った無料通信量を家族・友人同士など最大5人で分け合えるようになります。
また料金プランは毎月1回まで、無料で変更可能です。
4位 BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルはインターネットプロバイダでお馴染みのBIGLOBEが提供する格安SIMです。
BIGLOBEモバイルの魅力は、動画や音楽の通信量を無制限にできる「エンタメフリー・オプション」。
音声通話SIMであれば+480円/月、データSIMであれば+980円/月で、
- Youtube
- U-NEXT
- Google Play Music
- Apple Music
- LINE MUSIC
などの動画・音楽サービスの通信量がゼロとなります。
動画・音楽サービスは使い過ぎるとあっという間に無料通信量を消費してしまうので、BIGLOBEモバイルを使う際はぜひ付けておきたいオプションです。
加えてBIGLOBEモバイルと契約すると、全国に約8万スポットあるBIGLOBE提供のWi-Fiを無料で使えるようになります。
ポケットWi-Fi等を持っていない人にとってはありがたいですね。
BIGLOBEの料金プラン一例
料金プラン | 月額料金 | 無料通信量 |
1ギガ音声通話スタートプラン | 1,400円 | 1GB |
3ギガプラン | 1,600円 | 3GB |
6ギガプラン | 2,150円 | 6GB |
12ギガプラン | 3,400円 | 12GB |
※音声通話ありの時
1GBという少ない通信量から契約できるのが特徴です。
無料通信量を使い切ってしまった際は、100MB/300円で通信量を追加できます。

3位 IIJmio
IIJmioはインターネットイニシアティブが提供する格安SIMです。
1契約で複数のSIMカードを利用できるのが強みで、スマホやタブレットを複数台持ちたい時などにも同じ基本料金で使うことができます。
ファミリーシェアプランを選択すれば、最大で10枚のSIMカードが家族間で共有できるようになり、家族揃って格安SIMに乗り換えたい時にぴったりです。
その他の特徴として、無料通信量を使い切ってしまった時に使える「バースト転送」という機能があります。
「バースト転送」とは
通常の格安SIMにおいては、無料通信量を使い切ると低速通信状態へと切り替わり、非常に使い勝手が悪くなってしまいます。
しかしIIJmioのバースト転送を使えば、低速通信状態でも通信し始めの一定時間は、低速通信状態を解除して高速通信が可能。
Webページの読み込みやTwitterのタイムライン取得程度であれば、通常時とほぼ同じ速度で完了します。
無料通信量の使い切りを恐れずにスマホが使えますね。
IIJmioの料金プランの一例
料金プラン | 月額料金 | 無料通信量 | 利用できるSIMカード |
ミニマムスタートプラン | 1,600円 | 3GB | 最大2枚 |
ライトスタートプラン | 2,200円 | 6GB | 最大2枚 |
ファミリーシェアプラン | 3,260円 | 12GB | 最大10枚 |
※音声通話ありの時
選択するプランにより、利用できるSIMカードの枚数が異なります。
なお「ファミリーシェアプラン」は家族でないと利用できないというわけではなく、一人で12GB使いたいという人も利用できます。
2位 LINEモバイル
LINEモバイルはLINEとソフトバンクが合同で提供する格安SIMです。
LINEモバイルの最大の特徴は、どのプランにおいてもLINEアプリ内の通信量がカウントされないという点。
LINEアプリであれば通信量を気にせずに使えるので、LINEでの長電話が多い人などには恩恵が大きいです。
またLINEモバイルは、LINEのID検索機能が使える唯一の格安SIMです。
通常の格安SIMはLINEの年齢認証が行えないため、ID検索機能が使えないというのが大きな弱点でした。
しかしLINEモバイルであれば、LINEのID検索機能が使えなくなることを懸念していた人でも安心。
LINEの機能をフル活用できるLINEモバイルは、LINEのヘビーユーザーにおすすめの格安SIMです。
LINEモバイルの、LINEのID検索機能についてはこちらの記事で詳しく書いてあります。

LINEモバイルの料金プラン一例
料金プラン | 月額料金 | 無料通信量 |
LINEフリー | 1,200円 | 1GB |
コミニュケーションフリー | 1,690円〜 | 3GB、5GB、7GB、10GB |
※音声通話ありの時
先述の通り全てのプランでLINEアプリ内での通信量がカウントされないのに加え、「コミニュケーションフリー」を選択すればTwitterやInstagramといったSNS利用時の通信量もカウントされません。
スマホの利用がLINEやSNS中心の人は、無料通信量が少ないプランを選択しても十分に運用ができるでしょう。
1位 UQモバイル

UQモバイルはUQ Communicationsが提供する格安SIMです。
MMD研究所の「格安SIMサービス満足度調査」や格安.comの「格安SIM満足度ランキング2019」などで1位を獲得しており、実際に使っているユーザーからの評価も高いのが魅力。
UQモバイルの特徴は、通信速度の速さです。
「au 4G LTE」を採用し、大手キャリアにも劣らない通信速度を実現。
MMD研究所が実施する「格安SIM・格安スマホ通信速度調査」においても、全格安SIMの中でNo.1に輝いています。
「格安SIMは通信速度が心配」という人でも、安心して乗り換えられる格安SIMです。
またUQモバイルは、15日間無料で格安SIMを体験できるプランを実施しています。
実際に格安SIMを使ってみて、通信速度などに関する不安を解消してから契約できます。
契約を迷っている人は、まずは無料の体験プランに申し込んでみましょう。
UQモバイルの料金プラン一例
料金プラン | 月額料金 | 無料通信量 |
データ高速プラン | 1,680円 | 3GB |
データ無制限 | 2,680円 | 通信無制限 |
※音声通話ありの時
格安SIM単体で購入した場合の基本プランは、3GBプランか通信無制限プランかの2択です。
無料通信量を使い切ってしまった場合は、100MB/200円・500MB/500円で追加購入できます。
まとめ 各社の特徴を比較して、最適な格安SIMを選ぼう!
本記事では、人気格安SIMのTOP5社
- 楽天モバイル
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- LINEモバイル
- UQモバイル
について紹介しました。
自分にとってどの格安SIMがお得で便利なのかは、スマホをどんなふうに使うのかで変わってきます。
各社の特徴をしっかりと把握したうえで、最適な格安SIMへの乗り換えを検討しましょう!