岸辺露伴が主人公のスピンオフ作品の中のひとつ。
この作品には人気キャラクターのトニオ・トラサルディーが登場します。
トニオが露伴に持ち掛けた話とは?
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Contents
「岸辺露伴は動かない 密漁海岸」あらすじ
露伴は、杜王町のイタリアンレストラン「トラサルディー」にて食事をした際、その店の料理人トニオ・トラサルディーにクロアワビの入手を手伝ってほしいと頼まれる。トニオによると杜王町のヒョウガラ列岩という場所で採れるアワビは世界中のどこにもない特別なアワビであり、それさえあれば自身の生涯で最高の特別料理を作ることができるのだという。しかし、あまりに貴重であるため地元の漁師からもアワビを売ってもらえず、それでも入手したいトニオは杜王町の歴史書から「芸術」とも評される密漁の手法を発見し、それを露伴とともに実行しようと持ちかける。露伴は好奇心からそれを了承し、トニオと共にヒョウガラ列岩へと密漁に向かう。Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E8%BE%BA%E9%9C%B2%E4%BC%B4%E3%81%AF%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84

「岸辺露伴は動かない 密漁海岸」を読んで
岸辺露伴は動かない密漁海岸がすごく面白い!
ジョジョの奇妙な冒険のファンだけどスピンオフはまだ読んだことがなくて・・
という人はかなりもったいないですよ。
ジョジョファンなら一度読む価値は絶対にある!ということで
ここでは岸辺露伴は動かない密漁海岸編の面白いポイントを3つご紹介していきます。
岸辺露伴密漁海岸のここが面白い!その①敵の倒し方がカッコいい
岸辺露伴密漁海岸の面白いポイントその①は敵の倒し方がカッコいいところです。
本編のジョジョの奇妙な冒険では主人公たちが工夫とアイデアで敵をカッコよく倒していきます。スピンオフである岸部露伴編でもその点はキッチリ受け継いでいて少年まんがにありがちな強さのインフレは起こりません(笑)
よくわからない奇跡が起こり主人公が謎のパワーアップをして敵を粉砕する・・なんてことはなくジョジョはあくまでリアリティーを重視。
自身の能力、現在の状況を冷静に判断してその中から工夫とアイデアで敵を倒していくところがジョジョの最大の魅力です。そのシーンは密漁海岸編でもたっぷり味わえます。
ちなみに今回の密漁海岸編での敵はアワビ。そうです。高級食材として名高いそのアワビとのバトルになるのです。アワビが敵になるの?と思った方がいるかもしれませんが・・
実はこのアワビなかなかの強敵。
過去の密漁者たちを何人も海のもくずに変えているのです。
露伴が海底見るとそこにはガイコツがごろごろと・・。ちょっとしたホラーですね。
アワビの攻撃方法はただ一つ。人の体にくっついて重さで海底に沈めるという方法です。
巨大アワビはひとつ1kg〜2kgほどあってそれが何個もくっつくと人間は重みで海底に沈められてしまいます。
大ピンチに陥った露伴でしたが冷静な判断力とすばらしいアイデアで敵を倒します。
まさか、そんな方法で!?とかなりびっくりすることになるでしょう。
どんな方法で敵を倒したのか・・それはぜひ実際にコミックスを読んで確かめてみてください。スマートにカッコよく敵を倒す岸辺露伴にシビれるゥゥ!(笑)
岸辺露伴密漁海岸のここが面白い!その②岸辺露伴のセリフが面白い
ジョジョはセリフ回しも独特で面白いのは有名ですがこの密漁海岸編にもカッコよくて面白いセリフがたくさん登場します。
ジョジョの作者の荒木飛呂彦先生は言葉を繰り返すのが特徴です。
例えば
ナアナアナアナア!→相手の注意をひくときに使う言葉「ナア」の変化形
オイオイオイオイ!→相手を呼ぶときに使う言葉「オイ」の変化形
というセリフが出てきました。
何の変哲もない「ナア」や「オイ」が繰り返されるだけで面白いセリフにかわるなんて
荒木飛呂彦先生はやっぱり天才です。
ちなみに過去作では
空条承太郎の「オラオラオラオラ!」
ディオの「無駄無駄無駄無駄!」
などが有名です。みなさんも一度は聞いたことがあるでしょう。
さらに今回の目玉のセリフは「だから気に入った」ドン!(効果音)です。
このセリフは岸辺露伴の有名なセリフである「だが断る」の完全な反対語として登場します。字面(じづら)や語調もかなり似ていますね。
アメトークのジョジョ芸人特集でも「だが断る」が披露されていましたので覚えている方も多いと思います。
密漁海岸編でも「だから気に入った」のような特徴的で面白いセリフ回しをぜひ堪能してください。一度ハマると実際に使ってみたくなるは確実でしょう(笑)
岸辺露伴密漁海岸のここが面白い!その③ハッピーエンド
マンガであれ小説であれラストがバッドエンドだったらなんだかテンションが上がりませんよね。岸部露伴は動かないのエンディングは不気味なラストや悪い結末の時もあるのですが今回の密漁海岸ではちゃんとハッピーエンドになっています。
なのでスカッとできるバトルシーンが見たい人や心温まるストーリーの方が好きだという人にもこの密漁海岸はおすすめですなんです。
ちなみに本編のジョジョはハッピーエンドが多く以下のようになっています。
- バッドエンド(ジョナサンとディオが相打ち)
- ハッピーエンド(ジョセフが左手を失うがカーズを倒す)
- ハッピーエンド(大切な仲間を亡くすが丈太郎がディオを倒す)
- ハッピーエンド(全作中一番のハッピーエンド、大団円になる)
- ハッピーエンド?(仲間がかなり死ぬがジョルノの目的は達成)
- プラマイゼロ(振出しに戻る感)
- ?(意味不明)
今回の密漁海岸編はハッピーエンドとなっていることに加えてストーリーがわかりやすいのも特徴です。ジョジョはストーリーやバトルシーンが難しくなりすぎて初心者ではつらい部分もあるのですが今回は大丈夫!とにかくわかりやすいです。
第6部のラストのように物語の最初に戻ったり第7部のように意味不明(笑)になる事もなく密漁海岸編は非常にわかりやすいハッピーエンドです。
最後の敵(アワビ)とのバトルではスカッとできてラストでは心温まるシーンで感動できます。岸部露伴は動かないシリーズの中でもかなり出来の良いストーリーですので一度読んでみることをおすすめしますよ!
トニオ・トラサルディーが杜王町に来た理由
今回はトニオ・トラサルディーが杜王町に来た理由も明らかになるので、トラサルディーのファンも必見です。
トラサルディーの作ったアワビのリゾット冬瓜入りがめちゃめちゃ美味しそう。

トラサルディーの出番を待ち望んでいた人にはとても嬉しい作品です。
常識的だと思っていたトラサルディーが、密猟を露伴先生に持ち掛けるという話です。
違法なことを持ち掛けているときの会話が流れるように読めて面白い。「オイオイオイオイオイオイ」のあたりが露伴先生っぽくて、ベネ(良し)。

敵はスタンドではないのか?なかなか息もつかせぬ展開です。
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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「岸辺露伴は動かない 密漁海岸」を読んだ人におススメ
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