CMで「新しいフツー」をコピーに掲げる格安SIM、それがmineo(マイネオ)です。
一体、何が新しいのか?今までのスマホと、どこが違うのか気になっている方も多いかと思います。
端末そのままに乗り換え!とは言うものの、これは他の格安SIMでも同様です。ドコモユーザーであれば、ほとんどの格安SIMで端末がそのまま使えますし、SIMロック解除をすればauもソフトバンクも使えます。
(古い機種は、SIMロック解除が出来ないこともありますが)
じゃあCMで言っていることは嘘なのか、と言えばそれは違います。確かにマイネオには、他の格安SIMには見られない変わった特徴があるんです。
今回は、そんなマイネオの一風変わった特徴と口コミをまとめてみました。
新しい容量シェア、フリータンク!
余ったデータ通信量を家族や友人と分け合えるシステムは、割とどこの業者でも見られます。
ただ、マイネオの”フリータンク“は、それらとは大きく違うんです。
余ったデータ通信量を誰かにあげる、というのは同じですが、マイネオの場合はそれが家族や友人に限らず、どこの誰かもわからない見ず知らずの人にもあげることができる画期的なシステムとなっています。
これだけ便利なシステムなので、条件は結構厳しく設定はされていますが…。
(中には、データ容量の転売をする輩もいるそうです)
>>フリータンクのルールについてはこちら
引き出せるのは1,000MB(1GB)まで、1人ひと月に2回まで利用できます。
また、もともとのコンセプトが助け合いやユーザー同士の目に見えない繋がりのようなものを意識しているようで、データのやり取り時に一言コメントを書き込めるようになっています。これが、意外に結構ほっこりするんです笑

感謝の気持ちがデータ通信量に!チップ!
フリータンクと同じくマイネオ独特のサービスとして、”チップ“というものがあります。
マイネオには、「マイネ王」というマイネオユーザー専用のコミュニティサイトがあります。いわゆるSNSのようなサービスなのですが、ツイッターなどでいうところの”いいね“を送るようにチップを送ることができるんです。
ここでいうチップって何なのかというと、データ通信量を指します。つまりチップを送ると、自分の残っているデータ通信量から相手にプレゼントする、ということです。
1チップ10MBなのでそこまで大したものでは無いですが、もらった方はほんのちょっとでも嬉しい気持ちになるし、あげる方も10MBとほんの少しあげるだけで何だか良いことをした気分になれるわけです。
auとドコモ、2つの回線がある
マイネオは、ドコモとau、2つの回線を利用しているMVNOです。
よって、ドコモとauのユーザーは、今使用しているスマートフォンをそのまま使用することができます。
(au VoLTE対応端末はSIMロック解除が必要です!)
プランと料金
マイネオには、ドコモ回線とau回線の2種類があるわけですが、月額基本料金が微妙に違うので注意が必要です。音声通話付きのプランが、若干ではありますがドコモの方が高いです。
月額基本料金(税別) ドコモプラン |
||
---|---|---|
データ通信量 | シングルタイプ データ通信専用 |
デュアルタイプ 音声通話付き |
500MB | 700円 | 1,400円 |
1GB | 800円 | 1500円 |
3GB | 900円 | 1,600円 |
6GB | 1,580円 | 2,280円 |
10GB | 2,520円 | 3,220円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
30GB | 5,900円 | 6,600円 |
月額基本料金(税別) auプラン |
||
---|---|---|
データ通信量 | シングルタイプ データ通信専用 |
デュアルタイプ 音声通話付き |
500MB | 700円 | 1,310円 |
1GB | 800円 | 1,410円 |
3GB | 900円 | 1,510円 |
6GB | 1,580円 | 2,190円 |
10GB | 2,520円 | 3,130円 |
20GB | 3,980円 | 4,590円 |
30GB | 5,900円 | 6,510円 |
料金設定は割と普通の格安SIMといった感じです。
ドコモのデータ通信専用プランのみ、SMS(ショートメッセージ)機能のありか無しが選択でき、付ける場合は月額基本料金として120円かかります。それ以外のプランは、コミコミの価格です。
口コミ
docomoからmineoに切り替えました!
mineoユーザー全員でパケットをシェアできる、パケットシェアというサービスがとても面白いサービスだなって思ってます。
パケットがヤバイときには少し借りて、余裕のあるときはmineoユーザーにおすそ分け。
実際に思ってたよりもパケットを使っていた月は、おすそ分けをもらって助かりました^^
mineoとiijを使っています。体感ですが、昼の混雑時にはmineoよりiijの方が速度は安定しているかな?と思います。ただ、mineoも契約しているのは、フリータンクシステムという、ユーザーで共有仕様できるパケットを月に1000MBもらえる面白い仕組みがある点。 また、マイネ王というコミュニティサイトがあるのですが、こちらが現時点ではかなり活発に動いており、正直公式のサポートより丁寧で迅速です(笑)公式サポートは一度チャット問い合わせで利用しましたが、確かにちょっと事務的という感じは受けました(悪いというレベルではないと思います) 公式からの連絡も頻繁ですし、掲示板で運営とユーザーが活発に意見交換している希有なMVNOだと思います。友人に「MVNOどこがおすすめ?」と聞かれたらiijと悩みますが、個人的にはmineoの方が好きというか応援したい企業です。
au端末がそのまま使える数少ない格安SIMであること、そして料金プランが細かく設定してあることが決め手となり、先月からmineoを利用しています。
結果として大正解!だと思っています。地域によっては昼や夕方極端に重たくなる…という口コミも見かけますが、うちの地域ではほとんどそんなこともありません。
常時ストレスなく利用でき、月額料金もau時代の8000円から3000円にダウン。キャリアメールにこだわらないなら、検討するべき価値のある格安SIMだと思います。出典:みん評
フリータンク機能はだいぶ好評のようです。
通信速度が遅いという意見もありますが、格安SIMは基本的に昼頃と夕方から夜は遅くなる業者が多いので、マイネオだからということでもないです。速度が気になる方は、大手キャリアのままの方が無難でしょう。
乗り換えて動作させるまで、そりゃあもう大変でした。説明書読んでも、見慣れない用語満載だし、あらゆる場面でID+PW聞いてくるし、途方に暮れましたわ。SIMカードのサイズを間違えて注文してしまい、再発行に2000円余分にかかりました。こちらのミスなのですが、サポートが慇懃無礼で冷たい!素人相手に同じような回答繰り返してるから、うんざりな様子がうかがえました。問題解決能力がない人にはお勧めしません。
新規契約をしようとしましたが本人証明のアップロードが不備となりました。サポートに問い合わせたところ、「再アップロード後、1時間後に電話連絡する」と回答をもらいました。電話がなかったので、再度、サポートに問い合わせしたら、「よくわかりませんが、2日後に連絡する」と言われました。サポートの人によって意見が変わる、よくわからないを連発するなど、対応は悪いと思います。こことは契約しないほうがいいと思います。
スマホを紛失してしまったときのこと。
緊急停止をし、SIMの再発行と新しい端末を注文しようとしましたが、説明が二転三転し、
本当に不快な思いをしました。
普段使う分には、安くていいですが、何かあったときは、本当にお粗末な対応しかしてくれませんよ。出典:みん評
格安SIMはほとんどの場合、SIMカードやセットのスマホと解説書などが郵送で届き、開通手続きを自分で行う必要があります。
ただこのとき、APN(アクセスポイントネーム)やIMEI番号(携帯の識別番号)など普段なら絶対に聞かないような専門用語が多かったり、操作が複雑だったり、それなのに解説書の記述がわかりにくかったり、サポートも役に立たなかったりと面倒なポイントが多いです。
大手キャリアであれば、店舗に行ってあとはプランやオプションを決めれば、スタッフが全部操作をしてすぐに使える状態で渡してくれますからね。格安SIMが敵わない店です。
(中には店舗がある格安SIMもあります)
あと、サポートの対応が悪いのも、格安SIMでは非常に多いです。
説明が二転三転したり人によって変わったり、長時間待たされたり後日連絡すると言われても連絡がこなかったりは当たり前。そもそも、口調や言葉づかいがおかしかったり、なぜか上から目線だったりということも珍しくありません。
マイネオに限ったことではないですが、トラブルがあるかないかで、業者に対する評価が大きく変わります。
まとめ
料金設定は割と普通な印象ですが、ドコモとauの2つの回線がある点、何よりフリータンクとチップという他には見られない機能が、マイネオの大きなウリでしょう。
コンセプトも、利用者の性善説に成り立っているというか、温かみも感じる点が個人的には割と好きです笑
その分、悪用したり運営会社が本来意図していない使われ方もあったりとなかなか大変なようで、これまでにも仕様の変更があったりするのはちょっと気にはなりますが。
今後も一風変わった取り組みがあるかもしれない、とちょっと先が気になる格安SIMです。