い、い、い、い、い、いまさら気づいてしまいました。
「空挺ドラゴンズ」の”空挺”は”食いてぇ”に掛かっていることを!
龍を捕まえて暮らしているという世界観にグルメ!?
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Contents
「空挺ドラゴンズ」あらすじ
龍を追って、世界の空を往く捕龍船『クィン・ザザ号』。
大物を捕まえれば一獲千金、獲りたての肉も食べ放題。
でも、失敗したらもちろんお陀仏。
空と龍に魅せられた乗組員たちの大冒険の旅&世界グルメ紀行!

「空挺ドラゴンズ」を読んで
捕龍船に乗って龍を捕まえ、解体し、売る、食べるの繰り返しなのに物語に引き込まれます。
一見して感じたのは「風の谷のナウシカ」

風の谷のナウシカを読みやすくかみ砕いてグルメ要素も入れてみました風味なのでとにかく「龍」がおいしそう、というより乗組員の”ミカ”がとてもおいしそうに龍を食べます。
そして書き込みの線の量!
作者桑原太矩は武蔵野美術大学出身だそうで・・・ものすごく緻密な絵を描いています。
そのままイラスト集としても飾れるくらいの絵の綺麗さです。
担当編集からも「世界観に合わないから、定規を使わないでくれ」って指示されました。この時代のものは人工物も手作りじゃないですか。なので「定規はそれを殺す」と。
宮崎駿先生の影響はめっちゃ受けています(笑)。『風の谷のナウシカ』も、手癖で描いた線がそのままたくさん残っています。それでもいいなって思えたからこそ、『空挺ドラゴンズ』の絵柄もできたんだと思います。

空挺ドラゴンズはナウシカに似ている?ジブリアニメとの5つの共通点とは?
マンガ空挺ドラゴンズは2020年1月8日からアニメ化され、ますます人気が高まってきていますが風の谷のナウシカに代表されるジブリアニメに似ていると噂されているのを知っていますか。
実は作者の桑原先生は宮崎駿監督の大ファンで「宮崎駿先生の影響はめっちゃ受けています」と語っているのです。宮崎アニメに対してのリスペクトが多くの共通点を生んだのでしょう。
ここでは空挺ドラゴンズとジブリアニメとの5つの共通点についてご紹介します。
ジブリアニメとの共通点その1.絵柄
空挺ドラゴンズとジブリアニメとの一つ目の共通点は絵柄が似ているという点です。絵柄が似ているのは絵を描く手法が似ているからなのですが具体的には以下の2点が挙げられます。
- 定規を使わずに手書きで線を引いている
- 影が多い
ジブリアニメも空挺ドラゴンズも定規を使わずに手書きで線を引いています。手書きで線を引くことで絵柄全体に暖かさと手作り感が生まれるのが特徴で機械文明が発達する前の時代をよく表しています。
そしてもう一つ影が多いという点も特徴です。影が少ないと絵柄全体がスッキリした印象になります。それに対し影が多いと書き込まれている、手が込んでいるという印象を読者に与えることが出来ます。美大出身の桑原先生は大学時代に叩き込まれた影の描写が絵柄にも出ているのでしょうね。
ジブリアニメとの共通点その2.腐海の底
風の谷のナウシカには腐海の底のシーンが出てきます。腐海の底は毒に汚染された地上と違い空気が清浄でマスクも必要ありません。土も水もキレイです。そんな腐海の底を思い出させるシーンが空挺ドラゴンズにもあるのです。
コミックス3巻でヒロインの「タキタ」が戦闘中に落下してしまいます。
運良く命は助かりましたがタキタが落ちた場所がナウシカの腐海の底を彷彿とさせるのです。
ナウシカを読んだ方ならニヤリ・・としそうな場面ですね。
タキタはそこで狩人の「アスケラ」と出会うのですがこのアスケラもナウシカに出てくる森の人のような格好をしていてこのシーンからもジブリアニメに対する強いリスペクトの気持ちが表れています。
コミックス3巻ではぜひこのシーンをチェックしてみてください。
ジブリアニメとの共通点その3.ウラ爺
ウラ爺は空挺ドラゴンズに出てくる長老のようなキャラクターです。このウラ爺、ナウシカに出てくる「大婆様」にそっくりです。
爺と婆との違いはありますが顔のシワや風貌、そして薄い座布団に座っている姿は大婆様をモチーフにしたとしか考えられません。
ウラ爺も大婆様もストーリーの核心に迫る事実を知っているという点において重要人物の一人になっています。
大ババ様がナウシカへ過去の厄災について語ったようにウラ爺も主人公の「ミカ」へ過去に起きた重大な出来事について話す時が来るのではないでしょうか。
ジブリアニメとの共通点その4.同じようなセリフ
空挺ドラゴンズにはジブリアニメをオマージュした同じようなセリフが出てきます。
例えば
ナウシカが言った「私たちを運びなさい。あの子を群れに返します。」のセリフと
タキタが言った「ヴァニーさん、ミカさん。何も言わずに協力してくれませんか。この子を群れに返します!」
はかなり似ています。はぐれてしまった王蟲の子、龍の子を仲間の元へ返すというシチュエーションも同じです。
それともう一つ同じようなセリフを紹介します。
「どんなに可哀想なロボットたちを操っても土から離れたら生きていけないのよ」
これは天空の城ラピュタのシータがムスカに向けて言ったセリフです。
それに対して空挺ドラゴンズの作中にも「龍は地上では生きられない」というセリフが出てきます。人は地上でしか生きられない事と龍は空でしか生きられないという対比も面白いポイントです。
ジブリアニメとの共通点その5.大人数の食事とケンカ
空挺ドラゴンズにはいくつかジブリアニメと同じようなシーンが出てきます。
同じテーブルでの大人数の食事
コミックス1巻の第3話「乗船理由と龍のテリーヌ」のにクイン・ザザ号の乗組員がほぼ勢ぞろいして一緒に食事をしているシーンがあります。
これはラピュタの空賊団「ドーラ一家」が食事をするシーンとよく似ています。
クジョーとミカのケンカが紅の豚とそっくり
クジョーとミカは6巻で殴りあいのケンカをします。これは紅の豚のポルコロッソとカーチスのケンカのシーンとかなり似ています。特にケンカの最後相打ちになるところやボコボコになった顔も紅の豚に出てきたシーンにそっくりです。
オートジャイロでの飛行が魔女の宅急便と似ている
コミックス第2巻でジローとカーチャがオートジャイロ(小型ヘリコプターのような乗り物)で空のデートをします。その場面が魔女の宅急便でトンボとキキがプロペラ付き自転車で空を飛ぶシーンにかなり似ています。
空挺ドラゴンズとジブリアニメの共通点をご紹介しましたが作中にはまだまだジブリアニメをオマージュしたシーンがたくさん出てきます。
それらを探しながら本編を読むとさらに楽しさ倍増です!アニメ化にもなった空挺ドラゴンズをぜひみなさんも一度読んでみてください!
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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「空挺ドラゴンズ」を読んだ人におススメ
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