「聲の形」という漫画は大傑作です。
こんな大傑作を生みだしたあとには作者は何をテーマに描くのか?
とても興味深いところでした。
そして作者・大今良時が次作に選んだのは「哲学」を基にした壮大なSFファンタジー。
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えっ!?
「不滅のあなたへ」あらすじ
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。
その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。
死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。
光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。
「不滅のあなたへ」を読んで
「不滅のあなたへ」の主人公は人間ではありません。
”それ”と呼ばれる球体は自分の周りの動物・人間の”死”などの刺激を受ける事により変身能力や感情を得ていきます。

”それ”は他者の死を繰り返しながら成長し、色々な国や地域をあてもなく旅していきます。
フシという名前を与えられ、関わりをもった人間が死んでもフシの中に写し取られ、永遠にフシの中で生き続ける、と。言葉にするとこんなに陳腐なことはないですね。

「自分以外誰も居ない寂しさ」や「規律」に抗おうと必死な人間の感情を感じ取るフシの変化が興味深いです。
哲学的な要素も強く、かなり難解な内容なので漫画=エンターテイメントと思っている人には受け入れにくいかもしれません。
それでも読み出したら止まらなくなります。

話の展開が全く読めず、この先もどうなるのかわからないけれどもとにかく読んでみることをおススメします!
ストーリー
画力
魅力
笑い
シリアス
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「不滅のあなたへ」を読んだ人におススメ
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