2017年には、電子書籍の漫画単行本が紙の単行本の売り上げを上回ったと発表されました。
>>漫画単行本、電子書籍と紙の売り上げ逆転 市場規模はピーク時の4分の3に
時代は令和〜
紙で読んでたら令和生まれにバカにされちゃいますよ?
まだ紙で読んでんの?って
そういえば話変わりますけど、まだCD買ってる人って、今の若い子に『逆にかっけー!渋いっすね!!』みたいになってるらしいですよ。ウケる〜(白目)
まあ、コレクションアイテムとして「形に残らないとやだ!」という人や、「紙の触り心地が好き!」という人も多い強い紙の本ですが、時代はやはり電子書籍。昔から紙に馴染みがある上の世代の方でも、スマホやタブレットで電子コミックを読んでいるという方が増えています。
なんといっても、いつでも買える!場所も取らない!というのが魅力ですよね〜
ただ、電子コミックを読む上で意外と見落としがちなのが、”何で読むのか“ということ
多くの人はスマホで読んでいると思います。普及率は全体の8割を超え、だいたいの人が持っていますからね。iPadなどのタブレット端末を使っている、という人も多いでしょう。
今回はそんな電子書籍リーダーの話です。

ここまで話して、
「電子書籍を読むだけの機械って意味あるの?」
と思った方もいると思います。いやいや、電子書籍リーダーをあなどっちゃダメです。
今回は、「なぜ電子書籍リーダーがいいのか?」というところから、オススメの電子書籍リーダーの紹介をしてきます。
Contents
そもそも電子書籍リーダーのどこがいいの?
多くの方は、「電子書籍リーダーってなにができんの?」という印象ではないでしょうか?
確かに電子書籍リーダーはタブレット端末と比べると、
- メールやSNSできない
- 写真や動画撮影できない
- 動画観れない
- 音楽聴けない
- ゲームできない
- etc…
と無い無いづくしです。できることといえば、
“本を読む“だけ。
それでも、電子書籍をオススメするのは理由があります。
容量をフルに使える
電子書籍リーダーは機種にもよりますが、数GBから32GBの保存領域があります。最近では500GB以上のスマホもあるので、一見すると見劣りする印象ですが・・・。
写真やら動画やら、ゲームなどのアプリなどにも容量を食われるスマホとは違って、電子書籍リーダーは書籍だけに使えます。
8GBもあれば、文章中心の本であれば約6,000冊、電子コミックであれば約150冊ほど保存しておくことができるんです。
バッテリー持ちがいい
スマホの場合は常に何かしらのアプリが起動しているので、バッテリーの消費が激しいです。全く使わない状態でも、保って数日でしょうか。
電子書籍リーダーは機能が少ない分、バッテリー持ちも良いです。
例えば楽天のkoboは、数週間充電なしで使用することができます。
余計な機能がない
ここまで解説した通り、電子書籍リーダーには”本を読む“以外に余計な機能はありません。
スマホを使用していると、メールやSNSの新着、アプリの新着、ソーシャルゲームのイベント情報などとにかく通知が多いですよね。読書中に通知がくると、画面の上部を覆い尽くして邪魔に感じることも・・・。
電子書籍リーダーはもちろんそのような通知はありません。なんせ、読書以外にすることがありませんからね!
目にやさしい
電子書籍リーダーの多くは画面がモノクロで、普通のタブレット端末と比べて光の刺激が弱めです。
パソコンやスマートフォンのブルーライトに悩んでいる人も多いと思いますが、電子書籍リーダーなら目のダメージがかなり軽減されるはずです。
調光機能を搭載しているので、紙の本とは違って暗いところでも読めるのも嬉しいですね!
kindleかkoboか
では、いよいよオススメ電子書籍リーダーの紹介ですが・・・。
日本国内においての電子書籍リーダーは、アマゾンのkindleか、楽天のkoboの二強といったところです。
どちらが良いのかという点ですが、利用している電子書籍のサービスによっても変わってきます。アマゾンを利用するならkindle、楽天ならkoboといったところです。
これに関しては普段の買い物でどちらをよく利用しているか、で選べば良いと思います。プライム会員だからアマゾン、楽天ポイントを集めているから楽天、といった感じです。
両方のサービス間で互換性はないので、アマゾンで買った本はkoboで読めないし、楽天で買った本はkindleで読むことができません。どちらか一方に絞った方が良いでしょう。
(非公式に変換するソフトもありますが、危険が伴います)
Kindle Paperwhite
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Kindle Paperwhiteの仕様 | |
---|---|
本体 | 縦:167mm 横:116mm 厚さ:8.18mm |
画面 | 6インチ |
重さ | Wi-Fiモデル:182グラム Wi-Fi+無料4Gモデル:191グラム |
容量 | 8GBまたは32GB |
バッテリー | 明るさ20、ワイヤレス接続オフ、1日30分使用で数週間 |
充電時間 | USB充電アダプター経由で3時間 |
防水性能 | IPX8等級 |
価格 | 8GB/広告あり/Wi-Fi 13,980円 |
8GB/広告なし/Wi-Fi 15,980円 |
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32GB/広告あり/Wi-Fi 15,980円 |
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32GB/広告なし/Wi-Fi 17,980円 |
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32GB/広告なし/Wi-Fi+無料4G 22,980円 |
アマゾンが発売しているKindleシリーズの中でも、電子書籍に特化したのがこのPaperwhiteです。
6インチという手軽な大きさで持ち運びやすく、紙の本のサイズにも近いのでこれまでのような感覚で読書をすることができます。
タイプは全部で6種類で、
- 8GBか32GB
- Wi-FiかWi-Fi+無料4G
- 広告ありかなしか
をそれぞれ選択します。
オススメポイント① Wi-Fi+無料4Gモデルあり
電子書籍リーダーは、購入した本を端末にダウンロードする必要があります。
外出先で購入した場合はフリーWi-Fiなどを利用するのが一般的ですが、Kindle Paperwhiteは無料で4Gが利用できるモデルもあり、どこでもダウンロードすることが可能。
あくまで4Gなので速度は期待できませんが、通信料はアマゾンが負担してくれるので気軽にダウンロードができます。
オススメポイント② 広告ありモデルがある
Kindle Paperwhiteには、広告なしと広告ありのモデルが存在します。
広告ありのモデルは、ロック画面や本棚画面の下に広告が表示される代わりに、本体が2,000円安く購入可能。
それほど邪魔にならないように表示されるので、別に気にならないという方にはオススメです。
オススメポイント③ 豊富な辞書機能
電子書籍リーダーには、本の中の単語を調べる辞書機能が搭載されている機種が多数存在します。
しかしKindle Paperwhiteは通常の辞書機能に加えて、Wikipediaのデータベースを利用することができます。
Wikipediaの特性上、情報の真偽は微妙なところですが、情報の鮮度という点では普通の辞書では到底及ばないでしょう。
Kindle Fireシリーズ
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Kindle Fireシリーズの仕様 | |
---|---|
本体 | Kindle Fire 7 縦:192mm 横1:15mm 厚さ:9.6mm |
Kindle Fire 8 縦:214mm 横:128mm 厚さ:9.7mm |
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Kindle Fire HD 10 縦:262mm 横:159mm 厚さ:9.8mm |
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画面 | Kindle Fire 7 7インチ |
Kindle Fire 8 8インチ |
|
Kindle Fire HD 10 10.1インチ |
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重さ | Kindle Fire 7 286グラム |
Kindle Fire 8 369グラム |
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Kindle Fire HD 10 504グラム |
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容量 | Kindle Fire 7 Kindle Fire 8 16GBまたは32GB |
Kindle Fire HD 10 32GBまたは64GB |
|
バッテリー | Kindle Fire 7 最大7時間 |
Kindle Fire 8 最大10時間 |
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Kindle Fire HD 10 最大12時間 |
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充電時間 | Kindle Fire 7 4時間 |
Kindle Fire 8 6時間 |
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Kindle Fire HD 10 4時間 |
|
防水性能 | なし |
価格 |
Kindle Fireシリーズは、厳密には電子書籍リーダーではなくタブレット端末です。Kindle Paperwhiteにはないメリットがあります。
読書専門ではないのでバッテリー持ちもよくはありませんが、電子書籍もタブレット端末で読みたいという方は候補として考えておくのも良いでしょう
オススメポイント① カラーで読める
電子書籍リーダーはモノクロ表示の機種が多く、バッテリー持ちはいいものの電子コミックのカラーページをそのまま読むことはできません。
Kindle Fireシリーズはもちろんカラー表示で、表紙イラストやたまにあるカラーピンナップ、デジタル彩色を施されたフルカラー版も楽しむことができます。
オススメポイント② microSDカードに対応
Kindle Paperwhiteやあとで紹介するKoboシリーズは、microSDカードなどの外部メモリに対応していません。容量がいっぱいになったら、読まなくなった電子コミックなど削除する必要があります。
(削除しても購入した本はまたダウンロードできます)
Kindle FireシリーズはmicroSDカードに対応しているので、容量が足りなくなっても追加で保存領域を増やすことができます。
Kindle Fire 7とHD 10は512GBまで、8なら400GBまで対応しています。
オススメポイント③ 楽天Koboの本が読める
Kindle PaperwhiteはKindleストアで購入した本しか読めません。
Kindle FireシリーズはAndroidアプリに一部対応しており、その中に楽天KoboアプリがあるのでKoboの本も読むことができます。
Koboシリーズ
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Koboシリーズの仕様 | |
---|---|
本体サイズ | Kobo forma 8インチ |
Kobo libra H2O 7インチ |
|
画面サイズ | Kobo forma 縦177.7mm 横160mm 厚さ8.5mm |
Kobo libra H2O 縦:159mm 横:144mm 厚さ:7.8mm |
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重さ | Kobo forma 197グラム |
Kobo libra H2O 192グラム |
|
容量 | Kobo forma 32GB |
Kobo libra H2O 8GB |
|
バッテリー | ライトとWi-Fiをオフ、1日30分使用で数週間 |
充電時間 | 4時間 |
防水性能 | IPX8等級 |
アマゾンのKindleと双璧をなすのが、楽天のKoboシリーズとなります。今回紹介するのは、上位機種のformaと中位機種のclara HDです。
下位機種としてclara HDがありますが、見開き表示に対応していなかったり、防水機能もないので今回は除外しました。
オススメポイント① 画面が自動判別で回転
漫画を読む場合、見開き表示で読みたいという方も多いかと思います。

こちらは「BLEACH」67巻のワンシーンです。こうした横いっぱいに広がる大迫力のシーンも、片側ページの表示では文字通り感動も半減・・・。
せっかくなら横向きでしっかりと見たいですよね。
Kindle Paperwhiteにも横向きの表示機能はありますが、自動判別ではなくメニューからの選択方式となっています。
その点Koboは本体の向きによって画面が回転、即座に横向きにすることができます。
オススメポイント② ボタン操作が可能
Kobo formaとKobo libra H2Oには、画面の横に物理ボタンが搭載されています。

タッチパネルの操作が苦手という方も中にはいると思いますが、Koboの物理ボタンであればその心配もありません。
しかも自動判別で横向きも縦向きも、さらにはボタンの向きも変えることができるので、右利き左利き関係なく快適に使用することができます。
ポイント③ 色合いが変えられる
KoboにはComfortLight Proという技術が搭載されていて、昼間は白系、夜はオレンジ系の画面色に調整ができます。
(表示はモノクロ)
これによって1日を通して最適な色合いでの読書が可能で、目にもやさしい電子書籍リーダーとなっています。
まとめ 電子コミックを読むなら電子書籍リーダー
スマホやタブレットはどんどん性能が上がっていて、もはやパソコンも必要ないと言われるくらいになりました。ただ長期的に使ってみると、やはり専門の道具には劣っているのも事実。悪く言ってしまえば器用貧乏です。
電子書籍リーダーはそれほど大きくもなく漫画の新書版やB6判と同じくらいで、持ち運びにも苦労はしないでしょう。それでいて何百冊と保存が可能、つまりいくつもの本棚を持ち歩いているのとほぼ同じです。
目にもやさしく長時間の読書にもぴったりです。漫画好きの方は、ぜひ電子書籍リーダーで読んでみてはどうでしょうか?
今回紹介したブックリーダー
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