これから格安SIMを初めて契約する人は契約時に注意する必要があります
「格安SIMにしたいなー。でもいまいち契約方法がよくわからないなぁ」という方にはエディオンやヤマダ電機、ヨドバシカメラなど実際に店舗に行ってアドバイスを聞きながら契約するのがオススメです。
しかし「自分は人に流されやすい」と感じている人は要注意。
店員さんは「自社の格安SIMを契約してもらいたい」という気持ちで接客しているので、良い部分のみを押し出して説明をしてきます。
ですので、今回は「契約してからしっぱいした〜(涙)」とならないように
格安SIM契約時に注意するべきポイントについて解説していきます。
本記事で紹介するポイントさえ押さえておけば、格安SIM契約時に店員さんに騙されることはないはずです!
Contents
格安SIM契約時に注意するべきポイント

それでは早速、格安SIMを契約する際に注意すべきポイントについて解説していきます。
店頭に出向く前に、必ずチェックしておきましょう。
・契約期間に縛りがあるか、契約違約金はいくらか?
・解約時にいくらかかるのか?
・追加オプションに注意
・データ容量、契約期間に注意
1.格安SIMの契約期間に注意
格安SIMを契約する際にまず確認すべきは、契約期間に縛りがあるかどうかです。
格安SIMでも、1〜2年縛りプランを提供しているキャリアは存在します。
料金だけ見ると一見お得そうに感じますが、最低契約期間内に解約しようとすると違約金がかかってしまうので要注意。
特に初めて格安SIMにする人は、
「やっぱり大手キャリアの方が良かった」
「よく考えたら、他の格安SIMの方がお得だった」
といった理由ですぐに他社へと乗り換えたくなるかもしれません。
店員さんにプランを勧められた際は、最低契約期間の有無と違約金がどれくらいかかるのかを必ず確認しておきましょう。
2.「違約金なし」でも、解約時にお金がかかる場合がある
「違約金なし」と謳っているプランでも、絶対に0円で解約できるわけではありません。
違約金がかからないプランでも、それまで使っていた電話番号を変えずに他社へと乗り換えようとすると、MNP転出時契約解除料やMNP転出手数料を請求されます。
例えばmineoの違約金について調べてみると、下記のような説明がされています。
Q.解約精算金は発生しますか?
A.いいえ、解約精算金はかかりません。
ただし、ご利用開始月の翌月から12カ月以内に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転出される場合に限り、MNP転出時契約解除料10,260円(税込)とMNP転出手数料2,160円(税込)を申し受けております。
違約金はないと説明しつつも、12ヶ月以内に他社へ乗り換えようとするとMNP転出時契約解除料+MNP転出手数料で計12,420円が請求されます。
2〜3ヶ月分以上のスマホ料金に相当する金額であり、実質的な違約金とも言えますね。
「乗り換え時の違約金はない」という言葉を鵜呑みにせずに、乗り換え時にどんな料金が発生するのかをきちんと確認するようにしましょう。
3.追加オプションは必要最低限にする
店頭で格安SIMを契約しようとすると、追加のオプションを勧められることが多いです。
格安SIMの追加オプションとしては、
- スマホの紛失補償サービス
- 留守番電話サービス
- データバックアップサービス
- ウイルス対策サービス
などがあります。
必要なオプションであれば良いのですが、店員さんに勧められるがままにいろいろなオプションを付けていくと、結果として月額料金が高くなってしまうこともあります。
スマホ代を安くしようと格安SIMに乗り換えたのに、使いもしないオプションで料金を請求されるのはもったいないですよね。
オプションを付ける前に、本当に必要なのかどうかをきちんと検討しましょう。
4.通信量を余らせないプランを選ぶ
当月に使い切れなかった無料通信量を次月以降に繰り越せる格安SIMは多いですが、繰り越せても翌月または翌々月までです。
通信が少ないにも関わらず無料通信量の多いプランを選んでしまうと、無駄なお金を払うことになってしまいます。
格安SIMのプランを選ぶ際は、直近数ヶ月の通信量を確認したうえで、無料通信量を余らせないプランを選ぶようにしましょう。
5.通話が多いと、格安SIMの方が高くなる場合もある
格安SIMの料金は基本的には大手キャリアよりも安いですが、通話が多い人は逆に大手キャリアを継続して使った方が安いという場合もあります。
格安SIMの通話無制限プランには、「○分間まで定額」という制約がつく場合がほとんどです。
例えば「10分間まで定額」という通話無制限プランであれば、10分までの電話であればいくらかけても定額ですが、10分を超える電話は通常と同じ通話料が請求されます。
長電話が多い人にとってはそれほどお得ではありませんね。
LINE通話よりも通常の通話の方が多いという人は特に注意が必要です。
格安SIMの通話プランについてはこちらの記事で詳しく書いてあります。

6.大手キャリアを解約する際の違約金に注意
大手キャリアで2年縛りプランを契約していた場合、契約期間内に解約すると違約金が発生します。
違約金がどれくらいかかるかはキャリアによりますが、1万円前後となる場合が多いです。
「あと1〜2ヶ月で契約満了」といったタイミングであれば、すぐに格安SIMへと乗り換えず、少し待った方がお得になる可能性もあります。
7.迷っている場合は、複数店舗で話を聞いて決断する
どの格安SIMの店舗を訪れても、店員さんは当然自社の格安SIMのみを勧めてきます。
すでに契約することを決めて店舗に出向くなら問題ありませんが、どのキャリアにするか迷っている際は、1店舗を訪れただけではなかなか最適な判断が下せません。
もし格安SIMのキャリアで迷っているのであれば、訪れた店舗の店員さんの話を聞いて即決してしまうのではなく、複数の店舗でいろいろな話を聞いて決断するのがベスト。
様々な情報を総合的に判断して、自分にとって最適な格安SIMを見つけましょう。
まとめ 店員さん任せではなく、自分で最終決断を!
店舗の店員さんは決して嘘をついて接客をしているわけではありませんが、店員さんに勧められるがままに契約をしてしまうのは必ずしも正しい判断とは言えません。
大切なのは、格安SIMについて正しい知識を持ち、自分自身で最適な格安SIMや契約プランを選ぶことです。
格安SIMのメリットとデメリットについては、こちらの記事にも詳しく記載してあります。

格安SIMについてわからないことが多すぎるという人は、複数の店舗で話を聞いて回り、情報取集をしてもいいですね。
どんなポイントに注意して契約を進めれば良いのかわからないと感じた時に、本記事の内容を参考にしていただければ幸いです。