格安スマホにしていない方に「格安スマホにすれば?」というと
「格安スマホにしたいけど、2年縛り期間中だからできない・・・」
という声をよく聞きます。
しかし、意外なことに「2年縛り期間中でも、ほとんどの場合は、格安スマホにした方がお得!」なのです。
その理由を以下で説明しますので、格安スマホにする参考にしてください。
Contents
大手キャリアを解約するときには「2年契約」に注意!

ドコモ、au、ソフトバンクを契約している人は、ほぼ全員が「2年契約」をしていると思います。
2年契約とは、「2年間はその契約を辞めない」代わりに月額料金が安くなったり、端末代が安く買えたりするシステムのこと。契約時にそのようにおすすめされるので、違和感なく多くの方が2年契約にしています。
2年契約にした場合、契約から2年経つ前に解約すると9500円(税別)の違約金がかかるので、多くの方が2年間は同じキャリアを契約するというキャリア側の罠戦略ですね。
解約料金がかからないのは契約から25〜27ヶ月目
2年契約の違約金(解約料金)がかからないのは、契約から25〜27ヶ月目までの期間のみ。
28ヶ月目になると、さらに2年(正確には1年9ヶ月)は違約金が発生する期間が再び始まってしまうのです。
皆様の代わりに私が声を大にして言いましょう
鬼〜!!
とはいえ、昔は違約金がかからないのは1ヶ月のみだったので、3ヶ月に伸びているんですよ。
でも大半の時間は約1万円の解約金がかかってしまうのでまだ鬼ですね。
解約料金の他にかかる料金
25〜27ヶ月目に解約すれば約1万円の解約金は発生しませんが、大手キャリアから格安スマホに乗り換える時には、それ以外にも費用がかかります。
まず、新しく契約する格安スマホで、新規事務手数料が約2000円発生します。キャリアによって差があったり、キャンペーンで割引になることもありますが、基本的には2000円をみておくとよいでしょう。
他には、大手キャリアの電話番号を格安スマホに引き継ぎたい場合は「MNP予約番号」を発行する必要があるのですが、この手数料が約3000円かかります。これもキャリアによって違いますが、ほぼ3000円です。
このように、大手キャリアから格安スマホに移行するだけで、約5000円がかかります。2年縛りの違約金がなくてもこれなので、違約金約1万円を含めると、合計で1万5000円がかかります。
2年縛り期間中に乗り換えるとこれほど費用がかかりますが、それでも格安スマホに乗り換えた方がいいのでしょうか?
格安スマホにするとどのくらいお得になる?
この記事で「2年縛り期間中でも格安スマホにした方がよい」と言っているのは、格安スマホにすると毎月の料金が安くなるので、数ヶ月経つと元がとれるよ、という理論です。
平均で4000円/月は安くなる
格安スマホは「格安」と言っていますが、実際どのくらい安くなるのでしょう?
格安スマホにはキャリアもプランも様々あり、どのくらいネットを使うか?どのくらい通話をするか?でかなり料金は変わります。
最安では1000円以下のプランもありますが、毎月10GBくらいガッツリ使うとなると、だいたい月々3000円くらいになります。
一方の大手キャリアは、同じように毎月10GB使って通話もすると、だいたい月々7000円くらいが平均です。
その差は、実に月々4000円
格安スマホに変更するのは確かにめんどくさい部分もありますが、毎月4000円、自由に使えるお金が増えるとなると、多少のめんどくささも乗り越える気になるのではないでしょうか?
使い方などを工夫すれば、月1000円で利用することも可能です。

15000円の費用がかかっても、約4ヶ月でペイできる
上で、大手キャリアから格安スマホに乗り換えると
違約金約1万円
新規事務手数料2000円
MNP番号発行手数料3000円
の、計約1万5000円がかかると書きました。
1万5000円は一見するとかなり大きな金額ですが、格安スマホにすることで毎月4000円安くなる事を考えると、なんと4ヶ月で元がとれてしまうのです。
4ヶ月、毎月4000円ずつお小遣いをもらうようなものですから、最初にかかった1万5000円などはあっという間に取り返せます。それ以降は毎月4000円安く、それでいて使用感は今までと変わらないのですから、格安スマホにしない理由が見当たりません。
格安スマホの使い心地は大手キャリアと同じなの?

このように紹介すると、どうしても「格安スマホは大手キャリアよりも不便じゃないの?」という疑問が浮かぶかもしれません。普通に考えて、同じサービスが月に4000円も違う料金で受けられるとは思いませんよね。
結論を書くと「4000円も違うけど、受けられるサービスはほぼ同じ」です。
以下に詳細を紹介します。
ネットの速度は同じ?
大手キャリアと格安スマホを比べてよく言われるのは「ネットの速度が、大手キャリアの方が早いんでしょ?」ということです。
これはある意味では正しくて、ある意味では間違っています。格安スマホのネット回線は、ドコモ、auなどの大手キャリアの一部を「借りて」運営されています。
回線の総量は大手キャリアの方が圧倒的に多いので、回線の速度は大手キャリアの方が早くなる傾向にはありますが、それは一般のユーザーが体感できるレベルではありません。
逐一専用アプリで速度を計測して比較するのなら大手キャリアの方が早い数値が出るかもしれませんが、日常的にネットしたり動画を観たりする分には不便を感じることは全くありません。
ネット(ギガ)を使える量は同じなの?
大手キャリアのプランを使っていると、月に7GBや10GB、20GBなど大容量のネット利用をすることが多くなりますが、格安スマホでも同じだけ使うことができます。
格安スマホでもプランによっては10GBや20GBなどのプランも存在します。もちろん1GBや3GBと比べると料金は高くなりますが、同じ容量で大手キャリアで契約するよりは、ずっと安い料金で毎月使うことができます。


通話品質は同じなの?
格安スマホにすると通話の品質が落ちるイメージがあるかもしれませんが、大手キャリアの通話と同じように通話することができます。
通話回線も、ドコモやauのような大手キャリアから借りて運営されているので、通話品質も同等となります。
好きなスマホが使えるの?iPhoneは使えるの?
格安スマホを使うというと「安いアンドロイドしか使えない」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
iPhoneでも、ドコモやauで購入するようなアンドロイドでも、条件を満たしさえすれば格安スマホで使うことができます。
もちろん、今手元にお気に入りのスマホがなくても、格安シムの申し込みと同時に新しいスマホを購入することもできます。
2年縛りはないの?
ここまで紹介していて、格安スマホにも2年縛りがあったら残念ですが、安心してください。
ほとんどの格安スマホ会社には「2年縛り」はありません。ほとんどの会社は、いつ解約しても特別な料金はかからないので、いつ解約しても構いません。
一部には「半年以上の契約必須」や1年、2年の契約必須などは存在するので、その点は契約前によく確認しておくことをお勧めします。
他にも、格安SIMのメリット、デメリットを紹介した記事が以下になります。

結論 2年縛り期間中でも、格安スマホへの変更がおすすめ!
格安スマホにしたら毎月平均4000円安くなるという大きなメリットがありますが、デメリットはほとんどありません。
2年縛り期間中に解約して違約金を支払ったとしても、
約4ヶ月で元がとれる格安スマホに変更するのは、早い方がお得です!
